伊能忠敬 伊能大図総覧
2006年、伊能忠敬が江戸時代にすでに作成していた伊能大図総覧の出版が決定しました。伊能忠敬という方は、江戸時代の測量家であり、すでに江戸時代には彼が作成した日本全国の地図が作成されていたことが分かります。列島の地図を縮尺3万6000分の1 で描いており、正確な縮尺によって描かれた伊能大図総覧は、現在でもその価値が認められているものであることが分かります。

江戸時代は今よりもはるかに測量技術が劣っていたにもかかわらず、現代においてもなお利用価値があるものとして用いられている伊能忠敬の測量技術は、大変価値のあるものなのです。それを縮尺3万6000分の1 で描くことから、1ページが畳一畳分の大きさになっているのです。伊能大図総覧のお値段は30万円を超える高額なものとなっているため、趣味または研究者向けの出版物となることが分かります。
伊能忠敬の優れた測量技術をまとめた本は、マニアから研究者まで手元にひとつは置いておきたくなるような代物です。また、発行部数が限られていることから、このような価格設定となっている模様です。

中古として古本屋に出回ることは至極限定されていることが予想されますが、それでも買取となれば買取価格はプレミアムも付いて跳ね上がるとの予想はすでに明らかとなっています。買取に際しては、東京や大都市にある老舗の古本屋への持ち込みがふさわしい代物であります。例えば、古本屋のチェーン店に買取を依頼してしまうと、それ双方の価格で取引されることになります。古本としての扱いは、その価値を理解している古本屋への持ち込みが好ましいです。東京の下町などは有名大学周辺の古本屋がその価値をよく理解してくれるものとして評判が高いです。
万が一、伊能大図総覧を手放すことがあれば、買取先はしっかりと見極めたいものです。